【初心者向け】異業種交流会で印象に残る名刺交換のマナーと会話のコツ
初対面の数分で、あなたの印象が決まる
異業種交流会は、ふだんは出会えないような立場や職種の人たちと会って話ができる貴重な場です。そんな会で、最初に行われるのが「名刺交換」。実は、この数分の時間があなたの印象を大きく左右します。
「名刺を渡してすぐに自己紹介」「ともかく枚数を多く配る」——そんな姿勢では、相手の記憶にはなかなか残りません。反対に、短いひとときでも誠実さや親しみやすさが伝われば、「また会いたい」「仕事で何か一緒にやりたい」と思ってもらえる可能性が高くなります。
名刺は「渡す」より「交わす」もの
名刺交換というと、どうしても「自分の名刺を配ること」に意識が行きがちです。でも大切なのは、「名刺を通じてお互いを知る」という気持ちです。
たとえば、名刺を受け取るときに、ひとこと相手の名前を口にしてみる。「〇〇さんとお読みするんですね」「素敵なお名前ですね」と言ってみると、それだけで雰囲気が和らぎます。また、名刺に書かれたロゴや肩書きに関心を寄せて、「このマーク、何か意味があるんですか?」「この肩書き、かっこいいですね!」と興味を示すと、自然に会話が弾みます。
名刺の裏にメモをとる習慣を
名刺を受け取ったら、その場で名刺の裏にメモをするのもおすすめです。たとえば、「〇〇の話題で盛り上がった」「△△に興味があると話していた」など、ひとこと添えておくだけで、後日連絡をとるときに話の糸口になります。
メモを取る姿は、相手への関心の表れでもあります。「しっかり話を聞いてくれているんだな」と感じてもらえれば、好感をもってもらえます。
あいさつの仕方で印象はがらりと変わる
名刺交換の場面で、つい「挨拶」を事務的に済ませてしまっていませんか。ここを少し丁寧にするだけで、相手の印象にぐっと残ります。
たとえば、「今日はお会いできてよかったです」「お名前は伺っていました。ようやくお目にかかれて光栄です」のように、ひと声添えるだけで、お互いの距離が縮まります。笑顔を忘れず、相手の目を見て話すことも、心に残る出会いの第一歩です。
「交流会=出会いの始まり」と捉えてみる
異業種交流会は、名刺を何枚集めたかで結果が出るものではありません。一人ひとりとのご縁を大切にし、「またこの人と話したい」と思ってもらえることが、次へつながります。
「この人は話しやすいな」「また会いたいな」と思ってもらうには、まず相手を尊重し、関心をもって接すること。名刺交換はその第一歩であり、互いに心を開くきっかけなのです。
まとめ:名刺交換は“心の交換”でもある
異業種交流会での名刺交換は、「相手のことを知り、自分のことを知ってもらう」貴重な時間です。そのひとときを大切にすることで、期待していた以上の出会いや、長く続くご縁が生まれることもあります。
次の交流会では、名刺を交わすときに、少しだけ気持ちを込めてみませんか?
それだけで、あなたの印象は今までよりずっと深く相手の心に残るはずです。
はじめての方も大歓迎です
私たちの異業種交流会では、初めての方でも安心してご参加いただけるよう、気軽に会話できる雰囲気づくりを大切にしています。
「人と話すのはちょっと苦手…」という方も、きっとリラックスしていただけると思います。
名刺交換をきっかけに、新しいご縁と可能性を広げてみませんか?
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
(投稿者:弁護士 細江智洋)