異業種交流会のデメリット
今回は異業種交流会のデメリットについてお話をします。
当交流会主催の細江としては、基本的に異業種交流会にデメリットを感じてはおりませんが、見方によってはデメリットと言えるようなこともあります。
これから、見方によってはデメリットと言える点についてお話をしますので、この点を理解すると、異業種交流会に効果的に参加することができます。
条件が合わない
異業種交流会では、多様な専門家が参加するため、自分の専門分野が他の参加者と合わないこともあります。その結果、自分のビジネスの条件や方向性が相手と合致しない時もあります。
こうした交流会に参加をすると、異業種交流会にあまりよい印象を持つことができないかと思います。こうしたミスマッチを回避するためには、その交流会参加者の大まかな属性の傾向を事前に把握されるとよいかと思います。
もちろん、事前に全て把握をすることは難しいかと思いますので、ある程度はお試しのつもりで参加をしてみましょう。
時間と出費
異業種交流会に参加すると、当日の参加費や交通費だけでなく、自己紹介の準備やその後の参加者との連絡も必要になることがあります。
これをデメリットと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、多くの方にとっては、必要なコストなのかもしれません。
情報探索の時間
異業種交流会では自身の業界に関連のない話題や情報を受け取ることがあり、自分にとって有益な情報を見つけるのに時間がかかる場合があります。
異業種交流会は、様々な業種の方がそれぞれの目的をもって参加しますので、受け取る情報が全てあなたが期待しているものとは限りません。限られた時間を有効に活用するためには、ご自身にとって必要な情報を提供されない相手との会話は、早めに切り上げる等の対策が必要になります。
競合他社の出席
競合他社の代表者も異業種交流会に出席する場合があります。競合他社と情報を共有すると、自社のビジネス戦略やアプローチが漏洩する(ヒントを与える)可能性もありますので、注意が必要かもしれません。
ただし、業種によっては、同業他社との情報交換が有益な場合もありますし、初対面の相手に対して、同業他社でなくとも、いきなりたくさんの情報を伝えることもないと思います。
コミュニケーションの難しさ
異業種交流会では、他の参加者が話す専門的な内容を正確に把握することが難しい場合があります。偏った情報や誤解があったとしても、それを鵜呑みにせず慎重な対応が必要です。
この点は異業種交流会に参加する面白さでもあります。どのようなビジネスであれ、専門的なことを平易な言葉で説明をするということが重要です。また、異業種交流会に限らず、相手の情報を鵜呑みにしないということも普段から心掛けるべきことでもあります。
参加者
特定の職種の人が多数参加する場合もあります。異なる職種の人が集まる異業種交流会に参加したい場合はそういった異業種交流会を探すことが重要です。
質と内容の偏り
異業種交流会によっては、異業種交流会の質が均一的でない場合があります。事前に主催者に関する情報や企画の概要を知り、質や内容が良い異業種交流会を選びましょう。
当交流会では申込時に規約をご確認いただき、当交流会の規約にご同意いただいた方のみにご参加いただいております。
当交流会の主催者細江は、通常は弁護士業務に励んでおりますが、交流会では多様な業種の方にお会いしたいという思いで、毎月交流会を開催しております。なお、当交流会には経営者、個人事業主、会社員など、毎回様々な業種の方にご参加いただいております。
異業種交流会への参加をより有意義にするためには、多々ある異業種交流会の中で、自分に合った異業種交流会を慎重に選んで参加することが重要です。また、すでに解説した中で、見方によってはデメリットと言えるような点についての対策にも触れておりますので、ご参考にしていただき、異業種交流会を楽しんでいただきたいと思います。
(投稿者:弁護士 細江智洋)