異業種交流会後のフォローアップメール例文と成功のポイント
異業種交流会に参加した後で、「せっかく気の合う人に出会えたのに、そのまま連絡せず時間が過ぎてしまった…」という経験はありませんか?
交流会の場だけで関係を終わらせず、その後につなげるためには、気持ちを込めたお礼のメールがとても大切です。今回は、交流会が終わった後に送る「ごあいさつメール」やそれに返信するメールの例文や、感じのよいメールを作るコツをわかりやすくご紹介します。
どんな順番で書けばいい?メールの書き方のコツ
はじめて「ごあいさつメール」を書くとき、「何から書けばいいの?」と迷ってしまうこともありますよね。そんなときは、次のような流れを意識すると、わかりやすくて感じのよいメールになります。
- 件名:わかりやすく、誰からの連絡かひと目で伝える
- あいさつと名乗り:どこで会った誰かを思い出せるように
- お礼の言葉:話せたこと、出会えたことへの感謝を
- 印象に残った話題に少し触れる:会話の一部を思い出させて親近感アップ
- 今後のやりとりやご縁にひとこと添える
- 結びの言葉と連絡先
「ごあいさつメール」の例文(送る側)
件名:異業種交流会ではありがとうございました(オフィス〇〇・鈴木)
佐藤様
オフィス〇〇の鈴木と申します。
昨日の異業種交流会では名刺をいただき、ありがとうございました。
お話の中で出てきた「地方での仕事の広げ方」のお話、とても興味深くて、つい話し込んでしまいました。佐藤さんの考え方、とても参考になりました。
また何かの機会でお話できたらうれしいです。お近くに来られることがあれば、お声がけくださいね。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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オフィス〇〇 営業部
鈴木 太郎
✉ suzuki@example.com
📞 090-xxxx-xxxx
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返信メールの例文(もらう側)
件名:Re: 異業種交流会ではありがとうございました(オフィス〇〇・鈴木)
鈴木様
こちらこそ、昨日はありがとうございました。△△株式会社の佐藤です。
私も地方での取り組みについて、鈴木さんといろいろお話できて、とても充実した時間でした。共通点があって、話が盛り上がりましたね!
ぜひまたゆっくりお会いできる機会があればうれしいです。近くにいらっしゃることがあれば、ぜひご連絡ください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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△△株式会社
佐藤 花子
✉ sato@example.com
📞 080-xxxx-xxxx
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うまくいくための3つのコツ
1. ごあいさつメールはできるだけ早く送ること
一番のコツは「早めに送ること」。できれば翌日、遅くとも2〜3日以内には送りましょう。早ければ早いほど、相手にも思い出してもらいやすくなります。
2. ひとことの気づかいを忘れずに
ただ「ありがとうございました」だけで終わらせず、話した内容や相手の印象に少しだけ触れてみましょう。「地域再生のお話、とても印象的でした」「カフェ巡りがお好きだと知って親しみがわきました」など、一言触れるだけでぐっと心の距離が近づきます。
3. 自然な言葉で、自分らしく
あまりかしこまりすぎず、自分なりの言葉で気持ちを込めて伝えましょう。まずは上手な文章より、人と人とのつながりを築くことが大事です。
異業種交流会は、普段は知り合えない人と話せるよいきっかけです。その場だけで終わらせるのではなく、たった一通のメールが、思わぬご縁やチャンスにつながることもあります。
あなたらしい言葉で「お礼とごあいさつ」から始めてみてくださいね。
(投稿者:弁護士 細江智洋)