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異業種交流会で地域の課題を解決!成功のポイント

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異業種交流会で地域の課題を解決!成功のポイント

「街の賑わいを取り戻したい」——そんな地域の課題を、地元の人たち自身で解決できたら素晴らしいことだと思いませんか?

異業種交流会は、ただ名刺を交換して終わる集まりではありません。さまざまな業種の人が出会い、想いや知恵を語り、地域の困り事を自分たちの力で解決しようという動きが生まれつつあります。今回は、そうした取り組みがどう生まれ、どう育ち、どんな成功のポイントがあるのかをご紹介します。

つながりがはじまりの第一歩

異業種交流会に参加すると、普段はなかなか接する機会のない職種や年代の人と出会うことができます。たとえば、福祉施設の職員と地元のパン屋さんが出会う機会なんて、普段の生活ではなかなかありませんよね。ところが、異業種交流会では立場を超えて自由に話せるからこそ、意外なつながりが生まれるのです。

たとえば、「子育て世代の孤立が気になるね」と話していた参加者同士が意気投合し、商店街のお店を使って親子向けの交流イベントを開くこともあるでしょう。こうした動きは、顔の見える関係からこそ生まれるもの。気軽なおしゃべりから地域の課題に気づき、共感することから始まります。

きっかけは小さく始めること

地域の課題といっても、いきなり大きなことをする必要はありません。「こんなことできたらいいな」と思うことを、少しだけ試してみることが大切です。たとえば、路面店の経営者が「商店街のごみ拾いをしたいけど一人じゃ不安」という声に、他業種の参加者が「まずはお店の前で一緒にやりましょう」と応え、週に一度の朝の清掃活動が始まることもあります。

大事なのは、無理のない範囲で、できることから始めること。やってみると、「思ったより楽しい」「これからも続けたい」と思う人が自然と集まり、活動も広がっていきます。

一緒に考える場をつくる

異業種交流会のよさは、一人で悩まなくていいことです。たとえば、「商店街をもっと元気にしたい」というテーマでも、行政、地域住民、事業者など、いろいろな立場の方が集まることで、よりよい案が生まれます。

月に一度の交流会の後に課題共有タイムを設けておくと、日頃の悩みや困りごとに「自分の仕事ではこんな協力ができるよ」と意見を出し合えます。このような場があれば、自然と仲間意識が生まれ、課題に向き合う力が強くなっていきます。

成功のポイントは続けること

このような取り組みは、最初は盛り上がっても、時間がたつと人が集まらなくなることもあります。でも、そこで諦めてしまってはもったいない。無理なく、楽しく、続けることが秘訣です。

そのためには、毎回同じ形式ではなく、参加者が楽しめる工夫も大切です。たとえば、会場をいろんなお店にしてみたり、お菓子を持ち寄って交流する時間を設けたり。そうした小さな工夫が、「また行きたいな」と思える空気をつくってくれます。

異業種交流会は、人との出会いの場にとどまらず、地域をより良くする力を引き出す場でもあります。小さなきっかけが、大きな変化につながることもあるのです。

「なんとなく気になっていたけど、まだ参加したことがない…」という方も、ぜひ一度足を運んでみてください。地域の仲間と出会い、一緒に未来をつくる一歩が、きっとそこにあります。

横浜というまちから、新たなつながりや挑戦が生まれるかもしれません。
横浜みなと異業種交流会は、横浜近辺で仕事されているさまざまな業種の方にご参加いただいております。地域のあたたかさと可能性を感じてみたい方は、ぜひ一度お越しください。

(投稿者:弁護士 細江智洋)

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