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沈黙も怖くない。異業種交流会で自然に会話をつなぐ方法

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沈黙も怖くない。異業種交流会で自然に会話をつなぐ方法

異業種交流会に参加すると、誰でも一度はこんな瞬間を経験します。
お互いの自己紹介が終わり、相手の話も一通り聞いたあと、何気なくふっと会話が止まる。
ほんの数秒ですが、少し長く感じてしまう沈黙です。

「何か話さなければ」と思うほど、言葉が出てこなくなります。
ですが、その沈黙は決して失敗ではありません。
むしろ、会話が次の段階に進む前の、ごく自然な流れなのです。

沈黙は、考えている証です

人は、相手の話をきちんと受け止めようとすると、少し言葉が出てこない時間があります。
それは相手に関心がないからではなく、頭の中で話を整理している時間です。

例えば、交流会で町のクリニックで働く看護師と話している場面を想像してみてください。

「最近は、診察の前後で患者さんに声をかける時間を持とうとしています」
そんな話を聞いたあとは、少し間が空きます。

このタイミングで、無理に話題を変える必要はありません。
一呼吸おいてから、
「それだけで、安心する人も多そうですね」
と感じたことをそのまま返してみてください。

すると、
「はい。そこで何を話すかということより、聞いてもらえたと思ってもらえることが大事みたいです」
と、会話は自然に続いていきます。

沈黙のあとの一言は、意外と強い

沈黙のあとに出る言葉は、あれこれ考えすぎていない分、素直になります。
だからこそ、相手の心にも響きやすくなります。

「忙しい日は、つい患者さんの表情を見る余裕がなくなってしまって」
と看護師の方が話したときに、少し静かな時間が流れます。

そこで、
「それでも、気づいたときに立ち止まれるのはすごいですね」
と返すと、
「そう言ってもらえると、救われます」
と、思いがけず本音が返ってくることもあります。

沈黙している間は、本音が顔を出す前の準備でもあるのです。

会話を続ける役割は、二人で持つもの

異業種交流会では、「自分が場を回さなければ」と思わなくて大丈夫です。
会話は、どちらか一人が頑張る必要はありません。

沈黙が生まれたら、
・相手の言葉を少し繰り返す
・感じたことに短く答える返す
・「そうなんですね」と受け止める

それだけでも、会話はきちんと続きます。

話題を次から次へと出す必要もありません。
相手の話に耳を傾けている姿勢こそ、安心感が生まれます。

主催者として感じていること

異業種交流会は、話し上手な人ばかりが活躍する場ではありません。
むしろ、間を大切にできる人ほど、信頼してもらえると感じています。

横浜で異業種交流会を続けてきて、
参加したばかりのころは口数が少なかった方が、
少しずつ人とつながっていく場面を何度も見てきました。

沈黙があっても大丈夫です。
その時間で、相手との距離が少しずつ縮まります。

まずは深呼吸して、素の自分のままで。
会話は、少しずつでも、きちんとつながっていきます。

(投稿者:弁護士 細江智洋)

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