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似た価値観の人とばかり話していませんか?「異業種交流会で再発見」

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似た価値観の人とばかり話していませんか?「異業種交流会で再発見」

異業種交流会に参加すると、「話しやすい人」と自然に会話を始めることが多いものです。考え方が似ていたり、仕事への姿勢に共感できたりすると、安心して話が進みます。その心地よさは、交流会の大切な魅力の一つです。

一方で、「気づくと、いつも同じような価値観の人と話している」という声を耳にすることもあります。決して悪いことではありませんが、異業種交流会の持つ幅広さを、少しだけ活かせていないのかもしれません。

異業種交流会は「違い」に出会える場所

異業種交流会の特徴は、年齢や職業、立場の異なる方が同じ場に集うことです。考え方や仕事への向き合い方が違うのは、むしろ自然なことと言えます。その違いに触れることで、自分の価値観を見つめ直すきっかけが生まれます。

考え方が違っても、行き着く思いは似ていることがある

たとえば、「安定を大切にする方」と「挑戦を重んじる方」。一見すると正反対に見えますが、話を聞いてみると、その背景には共通した考え方があることに気づく場合があります。

安定を大切にする方は、周囲に迷惑をかけず、安心して仕事を続けたいという思いを、一方で、挑戦を重んじる方は、現状に甘んじることなく、より良い形で仕事を続けていきたいと願っています。

表れ方は違っても、「大切な人や仕事を長く守っていきたい」という思いが、背景にあります。

速さと丁寧さ、それぞれの大切にしている理由

また、「速さを重視する方」と「丁寧さを大切にする方」が話をする場面を想像してみてください。速さを重視する方は、限られた時間内に成果を出すために、日々工夫を重ねています。一方で、丁寧さを大切にする方は、目の前の一つ一つを大切にし、信頼を積み重ねることを心がけています。

お互いの話を聞くうちに、「速さを意識しながらも、決して省いてはいけない部分はどこなのか」「丁寧さを保ちながら、どこを工夫すれば負担を減らせるのか」といった問いが自然と生まれてきます。

違いを知ることは、自分を見直すきっかけになる

こうした問いは、自分のやり方を見直し、「どうすれば無理なく続けられるか」「大切な部分を守りながら工夫できることは何か」を考える第一歩になります。

価値観の違いは、視野を広げるきっかけになります。相手を理解しようとする姿勢があれば、「そういう考えもあるのですね」と、穏やかな対話につながります。結論を出す必要はありません。ただ知るだけでも、十分意味があります。

いつもとは少し違う声かけを

異業種交流会では、「共通点を探す」ことに加えて、「違いに耳を傾ける」ことも大切です。普段なら話す機会の少ない職業の方や、考え方が違いそうな方に、思い切って声をかけてみませんか。「お仕事ではどんなことを大切にされていますか」という一言から、思いがけない学びが発見できます。

横浜で開催している当交流会も、さまざまな背景を持つ方が集まる場です。だからこそ、自分の考えを再確認したり、新しい考え方に出会えたりする機会があります。似た価値観に安心しつつ、少し違う視点にも目を向ける。その積み重ねが、交流会での時間をより実りあるものにしてくれるはずです。

次に参加される際は、ぜひ「いつもとは少し違う会話」を意識してみてください。異業種交流会には、まだ気づいていない発見が、静かに待っています。

(投稿者:弁護士 細江智洋)

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